先日、宮崎県都城市の現場で地盤改良杭の施工を行いました。
今回の敷地は火山灰が長年積み重なった粘土層の地盤で、軟弱地盤だったので地盤改良を行う必要がありました。
地盤改良にもさまざまな工法があるのですが、地盤調査のデータや建物の過重などを総合的に判断して、地盤改良杭にて強度を確保します。
一般的な杭工法は硬い支持層まで杭を打ち込んで建物の過重を支えるのですが、今回は地下20mまで調査しても強固な支持層がなく、強固な支持層がもっと深いところにあると想定されますので、杭の表面と地盤の摩擦によって強度を確保する工法を採用しました。
建物の過重などから必要な摩擦力と本数を計算して、長さ8.5mの地盤改良杭を217本施工します。これにより軟弱地盤でも十分な強度を確保できます。