こんにちは。
今日は今年度から導入した3次元CADで、サッシの部品制作を行っています。
せっかくサッシの図面を作成しているので、今日は「ガラス」について書いていきたいと思います。
ガラスの種類はたくさんあります。皆さんも良く目にする代表的なものは、
① フロート板ガラス
② 型板ガラス
③ 網入ガラス
の3種類ではないでしょうか。
①のフロート板ガラスは、もっとも良く目にする透明な板ガラスのことです。
フロートガラスは板ガラスの製法のひとつであり、現在、建築用で板ガラスと言えば、ほとんどがこの製法によるものです。
②の型板ガラスは、ガラスの片面に型模様をつけたガラスで、光を通しながら視線を遮るので、浴室やトイレなどプライバシーを必要とする所に使用されていることが多いガラスです。
③の網入ガラスは、ガラスの中に金属網を封入したものです。このガラスも良く目にするのではないでしょうか。
火災の延焼防止、衝撃時のガラス破片の飛散防止に有効なガラスなので、火災や地震の際に人身を危険から防いだり、延焼を防ぐことを必要とする開口部などに使用されます。
また、金網がある分フロートガラスより進入防止効果が期待できます。
網入りガラスと同じ製法でつくる、線入りガラスというものもあります。
線入りガラスは金属線が平行に入っているもので、意匠的な意味合いでビルの窓などで採用されますが、一般的に防火ガラスとしては使用できません。
さらに下記のような、様々な性能を持ち合わせたガラスもあります。
④ 耐熱強化ガラス(防火性・耐衝撃性)
⑤ 強化ガラス(耐衝撃性)
⑥ 倍強度ガラス(耐風圧強度・熱割れ強度)
⑦ 熱線反射ガラス(日射遮蔽性)
⑧ 熱線吸収ガラス(日射遮蔽性)
⑨ 複層ガラス(断熱性)
⑩ Low-Eガラス(日射遮蔽性・断熱性)
⑪ 合わせガラス(安全性)
次回は、④~⑥のガラスについて紹介したいと思います。
ガラスの性能(2)以降も是非ご覧ください。
2015年5月14日 横田